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一筆啓上
アンティークボタン PART2。
2008年08月07日
ボタンにまでアールヌーボーの影響があるんですね。
19世紀後半から20世紀にかけて(1890~1920)、大量生産されたことに対して
行われた反抗運動で、フランス、イギリスで日本美術〈ジャポニズム)にみられるデザイン感覚と技法を取り入れた、アールヌーボー・ボタンが登場しました。

これらの美しいボタンの中には、銀製があり、イギリスでは純銀製のアールヌーボー
ボタンが作られ、表または裏にホールマークが刻印されている物もあります。
エナメル・真鍮・あるいはガラス製のアールヌーボーボタンがティファニー商会と
リバティー商会の商品を通じてアールヌーボーのデザインが浸透していきました。

しかし、ヌーボー時代も短く、1890~1910年の間しか存在しません。
好まれたモチーフは、流れるような花・葉・長い波打つ髪をした女性の頭・半身像など
曲線を組み合わせたデザインでした。