2013年01月27日
ロールスロイス用のSmith社製カー クロックです。
今では、時計と言えばクォーツです。機構的に正確で振動にも強く、価格も安いので有難みを忘れがちですが、これが登場する以前の状況を想像すると、大変だったのだろうなと思います。
逆に、その大変だった当時、隆盛を誇っていたのが英国の時計メーカーSamuel Smithです。時計だけでなく、計器類も作っており、第二次大戦で活躍した英国の飛行機にもSmith社製の計器が使われていました。振動がある環境でも正確に動作する装置が得意な会社と言えます。
自動車だと、積む時計に関しては飛行機ほどのタフさは要求されないでしょう。しかし、載せる自動車がロールスロイスだと、また違ったクォリティが要求されることも容易に想像できます。
もっとも、ロールスロイスだと、そのオーナーが直接、時計に触ったり見ることはなかったかもしれません。まず間違いなく、運転手がいるでしょうから。