2013年01月13日
Beneyというライター会社をご存知でしょうか。
実は、ダンヒル社にライターのメカニズムや製品を供給したことのある名門会社でした。元々はRobert Ernest Beneyがロンドンで創業した会社で、最初のモデルは1919年に発売されました。その後、1938年には会社は売却されましたが、1954年までは同社ブランドの製品が作られていたようです。
面白いところでは、家庭のガスコンロ用のライターや、理科室に置いてある
実験用のバーナー(ブンゼンバーナー)用のライターも製造していました。
今回、ご紹介するのは、このBeney社が1948年から1951年の間に製造していた
テーブルライターです。このモデル自体、珍しいものなのですが、更に珍しいのはライタの側面に「MORRIS」、「RILEY」、「WOLSELEY」、「M.G.」の刻印があることです。
British Mortor Corporation(BMC)が上記ブランドを取りこんで設立されたのが1952年であること、更に、このライターのモデルが製造されていた時期を考え合わせると、まず間違いなく、Morris社の販促用グッズと思われます。(時代的にはMorris Minorが発売された時期に重なります。)
だんだん、ライターの話題ではなく、車の話題になってしまいましたが、
Morris Minorのオーナーさんにぴったりの一品とおもいます。